夜のこどもたちは夢をみる

子どもに眠りを 大人に愛を

after dark side. 断薬の記録ちょっとまとめ。

私が精神に作用する薬を飲み始めたのは14歳のときだったか。当時処方されたのは三環系と呼ばれるやや古い抗うつ剤(見た目がちょっと特殊なかたちをしていたので記憶に残っている)ともう3種類ほどだった。その後、診断の変遷とともにだんだん処方箋が長くな…

Pop Corn Identity.

ここ1年ほど身にしみて思う。感情というのは持続しないものだ。だから、といくらでも展開しようと思えばできるのではあるが、往々にして極論に走る。 たとえば、恋愛。 恋とは感情であり、愛とは状態である、ともいう。恋は危うい。燃え上がるけれどすぐ消え…

サービスステージ

4年。いや、3年。 日常的に搾取される日々から脱して、3年だ。 少しずつ、重篤化していた精神疾患も全体像を見せ始めた。 少なくとも、「今、何が問題なのか」がわかるようになってきた。 主治医が言うように、3年前までは、「いつ」「誰にとって」「何…

悪い奴が見つからない。

私の原家族について、友人や恋人が敵意をあらわにすることがよくある。 それに少し戸惑う、という話。 「毒親」というどきっとするような言葉づかいで、肉親のことを恨んだり非難したりする台詞をときどき見かける。 もともとは「毒になる親」というスーザン…

集中より分散、痛みとつきあう道

熊谷氏の「痛みの哲学」を1週間くらい前に読んだ。痛みには少なくとも2通りのサポートのしかたがある、という。 片方は「痛み随伴性サポート」。痛がっている人の「痛い痛い」という言葉ひとつひとつに共感して都度対応していくという方法。片方は「社会的サ…

No-Thanx, Meet them.

amazarashi 『スピードと摩擦』“Speed and Friction” |「乱歩奇譚 Game of ... 時間があまったから死んじゃおうかな、なんてのが変なのはなんでだろう? 今日はもう居場所がないから死んじゃおうかな、なんてのはなんで変なんだろう? 誰も私につながらない…

pcy-why?

実父に会ってきた。 ゴマ塩だった髪が、総白髪になっていた。 濁った眼は濁ったまま、肥った腹は肥ったままだった。 実母が誰かと結婚したらしいよ、というと、薄い反応を示した。 でも主に自分の話をした。 妄想と現実との区別はもうついていないようだった…

an-non-children

私なんか死ねばいいと何回思っているんだろう。 今日のことだ。 体がうまく動かない。 それを「優しい」「おだやか」といわれ そうじゃなくて早く帰って横になりたいと願いつつ 帰ったら帰ったで一晩かかりの煮込みを仕込んだりしている。 私なんか死ねばい…

「どしゃぶりの雨の中ずぶぬれで走っていけるか」

amazarashi 『もう一度』 - YouTube 数年前、MCの極端に少ない秋田ひろむが、 「amazarashiなんて負け犬の聴く音楽なんか聴くなって親父にいわれちゃった」 っていうファンレターのことで「負け犬なんていわせねえよ」って言ったのを聞いたのをときどき思…

三途の河原 素描

賽の河原で児どもが何かしている 近づけば石を積んでいる 高く積んだものはいない こんなにもたくさんの児がいるのに ひとつ、ふたつ、多くていつつも積めば高い方 どうしたことか 児どもは一心に石を積む 鬼が来た 児どもは罪を犯した と 鬼が声高に責めた…

鏡よ鏡

サルはパックマンで正しく遊ぶらしい。パックマンとはかつて流行したビデオ・ゲームの一種である。しかしサルは鏡を正しく使えるのだろうか?検索してみても判然としない。サルの赤ん坊があかんべえと人間の顔真似をしている写真ばかりである。 サルは鏡を使…

人間宣言(痛みの時代のお終い)

みんな夢でありました 森田童子 - YouTube 骨の奥 背骨のもっと奥 からだの いちばん 奥に もうひとつ背骨があるようだ、と、整体のせんせいに驚かれた の 私の 芯 に ひどいつよい力が 生まれたときからずっと今日まではいったままで それがもとで 耳が聞こ…

明日、私はいない。

「死者5000人を達成しました」 私が住む国は、年度のおしまいにいつもそう誇る。 今、たった今、私が住んでいる国。 交通事故で死ぬ人が、年間、5000人を下回るとき、 日本のエライ人が嬉しそうなんです。 5000人を目標にしましょうっていうの。 …

鎖 Ⅲ

ICO - Magic is Here - YouTube 「宗教にすがるのは弱い人間のすることだ」 「思考回路を宗教に預けて、自分の主体をもたない」 「宗教はすべてカルトだ」 「3大宗教だって発生当初は新興宗教だったんだから、 オウムも仏教も同じだ」 *** かつて、私も…

鎖 Ⅱ

ICO You Were There - YouTube 私は、この手を離そうとしている。 私は、この手を離してはいけない。 私は、汚れている。 私は、私を汚しているものたちを明るみに出す。 私は、彼らを殺す。 私は、この手を離したくない。 *** 私は、主治医いわく「古典…

小さな私。

エンヤ *エンジェルス* 天使の賛美歌 - YouTube 愛ってなんですか? そんな風に訊かれて、きっとかつて、私は即答できた。 これこれこういうものです、 そしてそれはこれです、って具体的ななにかを提示した。 ほらこれが愛だよ。 それが真で、ほかは全部…

呼吸に注意。

主治医に数年勧められてきた本がある。 「マインドフルネス ストレス低減法」 J・カバット・ジン である。 「君を楽にするのは、呼吸しかない」 「今現在の感覚をありのままに見つめるんだ」 「人は自然に生きる。君も自然に現実を生きることができる」 それ…

All is full of love - YouTube 「こうして生かしていただけてるんだもの」 「四肢も五指も残していただけたんだもの」 呪詛のように、自身に叩きつける台詞。 だから私は幸せ、だからまだ幸せ、だからまだ頑張れる、泣くな喚くな怒るな。 私は恵まれている…

「やりなおせる?」

I Will Remember You - PS, I Love You - YouTube 時間は巻き戻せないけれど、やり直せないことなんて、なにもないよ。 そんな風に、失敗してしまった、取り返しがつかない、と泣き崩れる人に、繰り返し言っていた。 やり直せないことなんか、ないんだろうか…

フラッシュバック体験

私は、フラッシュバック、再体験、て用語を頻繁に使う。 でもそういえば、それって何なのか、というのを説明していなかった。 検索をかけたりしてみたけど、私の体験している「フラッシュバック」というものを、ちゃんとわかりやすく書いたものが、ちょっと…

発症 1

手元に地元の大学病院から貰ってきた診断書と、そして旧いカルテがある。 1996年に記録されたカルテは、黄ばんだ紙にパンチングされてある。 電子カルテに切り替えられてからは、最長5年で、大抵のカルテはdeleteされてしまう。 このカルテは、旧時代の遺物…

鎖 Ⅰ

父母の生い立ちを、少しずつ語ってみる。 父親は、戦中の上州に生を享けた。 父の誕生した頃、彼の父は大陸に出征しており、体の弱い母と祖母が、主に彼を育てた。 +++++++++++++++++++++ 彼の母は、貧しい家に生まれ、9歳で奉公という名の身売りにだされた…

「食べる」

先日、「八日目の蝉」という作品を、映像作品として、観た。 ドラマ版もあったらしいが、映画バージョンを。 そこで、最も激しく私の感情を揺すったのが、永作演じる「誘拐犯」の叫びだった。 「その子は、まだ夕飯を食べていません!」 究極まで張り詰めた…

「過去」 「未来」 それを区別する。 (現在、は幻想だから) 「過去」がどうやっても変えられない。 だから、「未来」を見て生きる。 そのことはどうやら正しそうだ。 むかし、「過去」を区切りなさい、といわれて それは「過去」なんかどうでもいいのだ、…